モンゴル経済ニュース
年月日: 2013-02-25 15:55:44 |
15日、モンゴルのTs.エルベグドルジ大統領が南スーダンのジュバ市を訪れた。ジュバ国際空港で同国のサルバ・キール・マヤルディ大統領がエルベグドルジ大統領を歓迎し、会談した。会談の冒頭にサルバ・キール・マヤルディ大統領はモンゴル軍兵士が国連平和維持活動の一環で南スーダンに派遣されていることに感謝を表明した。
これに対し、エルベグドルジ大統領は「モンゴル国は国際機関や国連への役割を果たしているだけです」と語り、南スーダン国民が独立を長年かけて保つことに信頼感を示した。
大統領にヒルデ・ジョンソン国連事務総長特別代表が謁見
大統領の南スーダン訪問に際し、ヒルデ・ジョンソン国連事務総長特別代表が謁見した。ヒルデ・ジョンソン代表は「2年前に独立した南スーダンでの平和維持活動にモンゴル国が850人の平和維持兵を派遣し、国連は高く評価しており、モンゴルの平和維持兵に満足しています」と語った。
大統領は「我々は国連平和維持活動に参加し、10年目です。国際的な役割を果たす上に経験をシェアしていることに満足しています。我々は今後もこのような活動に積極的に参加します」と語った。
エルベグドルジ大統領:義務を成功裡に果たし、帰ってきてください
大統領は南スーダンのユニティ州のベンティウ市を訪れ、同市で平和維持活動に参加中のモンゴル軍兵士と会った。国連南スーダン派遣団のモンゴル軍隊司令官のL.ガンセレム少佐が同国での平和維持活動について大統領に報告した。
L.ガンセレム少佐によると平和維持活動を実施している地帯は比較的平和であるが、1日前にモンゴルの平和維持軍が位置する場所から25kmと54km離れた所に北スーダンから2度に渡って爆撃が行われたという。
エルベグドルジ大統領はモンゴルの平和維持兵士に対し、「母国と国民は皆さんと常に一緒であるということを表すために私は来ました。私も以前に兵士であったため、家族が見舞う大切さを知っています。皆さんは義務を成功裡に果たし、母国に無事に帰ってきてください」と語り、義務を成功裡に果たしている平和維持兵士に政府勲章を授与した。
ルンベク市立中学校を大統領名称に
大統領は南スーダン公式訪問の一環で同国のルンベク市を訪れたが、同市の市長が市立中学校をエルベグドルジ大統領名称にすると語った。
市長は「モンゴルは民主主義に平和的に移行しました。エルベグドルジ大統領はモンゴルの民主主義において大きく貢献しており、南スーダンに平和維持兵を派遣した各国から初めて訪れた大統領であります」と語った。
また、市長は「モンゴルの歴史は素晴らしいです。軍事において優秀な戦術遺産を持つ国であり、大統領名称の中学校でモンゴル史や文化について教えてもらいたいです」と希望を述べた。